サーベルタイガー
部族によって呼び方が異なる謎の、サーベルタイガー。
ウバンギ・シャリからアンゴラにかけて、出没するサーベルタイガーは「水のライオン」と呼ばれ、また、ムル・ング では「水の豹」とも呼び、どちらかわからないという意味では、ヌゼフロイ、コジアメニアともいう。
目撃証言では、沼沢地に棲む、大きな牙を持ったその動物は、ライオンのように吠え、上アゴにセイウチのような2本の牙が生え、カバやゾウなど自分より巨大な動物に立ち向かっていく、という。
原始的なサーベルタイガーは、あらゆる能力において、ライオンや豹に劣り、生存競争に破れた結果、生息域を水辺に求め、水中でも長くいられる身体となったと言う説がある。