CDブック・子供たちに伝えたい水のある国のお話し-カッパ九千物語CD1

 17ロシア・ヤクーツク自治共和国伝説[チュチュナー]

チュチュナー

ヤクーツク自治共和国の北方に広がる、ヴェルホヤンスク地区の針葉樹林帯に潜んでいるといわれている雪男は、原始的な生活を営む少数民族かもしれないといわれている。

その雪男はチュチュナーと呼ばれている。

雪男と思われる要因は背丈が2m以上あることである。額は大きく突き出し、顔は黒く、髪の毛はモジャモジャでトナカイの毛皮をまとっているという。

チュチュナーとは、現地の言葉で、「逃亡者、追放者」という、意味を持つ。
これは、先住民族が、移住民族に追い出され、森の奥に逃げ込んだのではないか、と専門家は推測している。

ただ、1950年以降は目撃者が出ていない。