CDブック・子供たちに伝えたい水のある国のお話し-カッパ九千物語CD1

 43中国・四国伝説?[海狼]

海狼

1883年「朝日新聞」に岡山県には海狼という怪物がいたと、書かれている。
この怪物は数十人で取り囲み、大量の鉄砲を撃ち込んで、ようやく仕留めた。
怪物の名前は海とついているが、山に棲んでおり、牛2頭を平らげたという。
その姿は毛の色は青黒く、顔は尖っていて、眼光鋭く、口は耳元まで大きく裂け、約9?の牙が生えていた。また、耳は短く鼻髭が太く、その体は砂と松ヤニで固めたようで岩よりも硬かったという。足には水かきがあった。
山に棲んでいたが、もしかして水陸両用の生物だったかもしれない。