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 23関東伝説?[吸血蛇]

吸血蛇

山梨県の甲州中部下条に、かつて長者が住んでいて、座敷に蚕を飼っていた。ある日、蚕の世話をしていた女房が倒れていた。その女房の身体からは、一本の線が庭の坪山まで延びている。たどってみると、坪山の洞窟の中にいる、蛇の口の中まで続いていた。これは、蛇が女房の血を吸っていたのだということになり、湯を洞窟に入れて蛇を追い出そうとしたが、出てこない。そこで花火を洞窟に放り込むと、なんと、12匹の蛇が出て来た。血を吸われた女房は数ヶ月間寝込んでしまったという。